松井公認会計士事務所 > 記事コンテンツ > 内部統制とは?内部監査との違いを確認しよう
会社の経営を円滑に行っていくにあたって、内部統制と内部監査を行うことが重要になってきます。
しかし、この内部統制と内部監査は似た言葉ではありますが、意味が異なります。
内部統制とは一体どのようなことを指し、内部監査との違いはどのようなところにあるのでしょうか。
まず内部統制について解説していきます。
内部統制とは、企業が円滑に事業や経営を進めていくにあたってのルールや仕組みのことを言います。
内部統制には4つの目的があります。
・業務の有効性と効率性の確保
・財務報告の信用性の確保
・事業活動にかかわる法令等の遵守(コンプライアンス)
・資産の保全
これらの目的を達成するためにルール作りを行い、従業員を含め企業内に周知徹底させ、最終的にはモニタリングを通して、適切に内部統制がなされているかを確認する、このようなことを行うことが内部統制の目的であり方法です。
特に会社内にどのようなリスクが潜んでいるのか、どのような方法を用いたらリスクを排除することができるのか、ということを明確にしていく必要があります。
一方で内部統制と比較されるものとして内部監査があげられます。
内部監査とは、内部統制がしっかり機能しているのかということを社内でチェックすることを言います。
内部監査を行うことによって、実際に行っている内部統制の成果が出ているのか、リスクを減らすことができているのかどうかということを把握することができるのです。
つまり、内部監査とは内部統制が問題なく行われているのかというチェックを行うものであり、ルール作りや周知徹底を行う内部統制とは異なるものになるのです。
内部統制に関しても内部監査に関しても専門家の意見をもらいながら行うことによってより効果的な内部統制、内部監査を行うことが可能になります。
松井公認会計士事務所では、内部統制についてのご相談を承っております。
内部統制に関してお困りのことがございましたらお気軽に当事務所までお問い合わせください。